問2
空気中に浮遊している粒子は、粒子の大きさや密度、空気の密度や粘性係数などに応じて、一定の速度で沈降するようになる。このときの速度を終末速度(Vs:cm・s⁻¹)という。微小粒子の終末速度はストークスの式で表されるが、終末速度から粒子の大きさを表す式として正しいものは次のうちどれか。ただし、
ρ :粒子の密度(g・cm⁻³)
ρ₀:空気の密度(g・cm⁻³)
g :重力加速度(cm・s ⁻²)
η :空気の粘性係数(g・cm⁻¹・s⁻¹)
dp :粒子の直径(cm)とする。
- (1)
- (2)
- (3)
- (4)
- (5)
正答 (1)
ストークスの式は、終末速度 Vs =(ρ − ρ₀)× g × dp² /(18 η)です。これを、粒子の直径 dp について解きます。
dp² = 18 η × Vs /((ρ − ρ₀)× g)
dp = √(Vs × 18 η /((ρ − ρ₀)× g))
よって(1)です。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「ストークスの式から粒径を求める式」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:ストークスの式から粒径を求める式
ストークスの式は、終末速度 Vs =(ρ − ρ₀)× g × dp² /(18 η)です。これを、粒子の直径 dp について解きます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)