問6
繊維状フィルターによる捕集原理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)捕集効率は、粒径0.1~0.3 µmの付近で最も高くなる。
- (2)さえぎり効果による捕集効率は、繊維径が小さいほど高くなる。
- (3)拡散効果による捕集効率は、ろ過速度が小さいほど高くなる。
- (4)重力効果による捕集効率は、粒径が大きいほど高くなる。
- (5)慣性効果による捕集効率は、ろ過速度が大きいほど高くなる。
正答 (1)
繊維状フィルターの捕集効率は、粒径が0.1〜0.3 µm付近で最も低くなります(慣性・重力・さえぎり効果と、拡散効果のどちらも効きにくい粒径です)。「最も高くなる」とする選択肢1は誤りです。
さえぎり効果は、繊維径が小さいほど高くなります。拡散効果は、ろ過速度が小さいほど高くなります。重力効果は、粒径が大きいほど高くなります。慣性効果は、ろ過速度が大きいほど高くなります。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:繊維層フィルターの捕集効率は0.1〜0.3 µmで最も低い
繊維状フィルターの捕集効率は、粒径が0.1〜0.3 µm付近で最も低くなります(慣性・重力・さえぎり効果と、拡散効果のどちらも効きにくい粒径です)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)