問19
セルローズエステルメンブランフィルターを用いた石綿粉じんの計数分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)フィルターの屈折率は、クリソタイルとほぼ等しい1.3である。
- (2)フィルターの透明化には、アセトン蒸気が用いられる。
- (3)フィルターの捕集率は、粒径0.3μmの粒子に対して99%以上である。
- (4)石綿粉じんの測定に、直径47mmのフィルターを用いる場合は、採取後に2等分する。
- (5)直径300μmの大円内を計数する場合、繊維数200本以上又は視野数が50視野になるまで検鏡する。
正答 (1)
セルローズエステルメンブランフィルターの屈折率は、約1.5です(クリソタイルの屈折率は、約1.55)。「クリソタイルとほぼ等しい1.3」とする選択肢1は誤りです。
フィルターの透明化には、アセトン蒸気を使います。フィルターの捕集率は、粒径0.3 µmの粒子に対して、99%以上です。直径47 mmのフィルターを使う場合は、採取後に2等分します。直径300 µmの大円内を計数する場合は、繊維数200本以上、または視野数が50視野になるまで検鏡します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック1[鉱物性粉じん・石綿・RCF]の測定の実務』(旧版))
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:メンブランフィルターの屈折率は約1.5
セルローズエステルメンブランフィルターの屈折率は、約1.5です(クリソタイルの屈折率は、約1.55)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)