作業環境測定士試験 過去問解説

金属熱

ランクA 労働衛生一般・3回出題

正しい理解

亜鉛・銅などのヒュームの吸入後、数時間で悪寒・発熱が起こり、通常1〜2日で回復する(慢性化・後遺症はない)。高温による体温調節障害ではない。

この罠が狙われた問題

令和6年度 第1回(2024年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問9

金属等及びその化合物による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)インジウム化合物は、間質性肺炎を引き起こすほか、ヒトに対しておそらく発がん性があると考えられている。
  2. (2)クロム酸及び三酸化ヒ素は、いずれも鼻中隔穿孔を引き起こす。
  3. (3)無機水銀は、気道からのほか消化管からも吸収され、腎機能障害を引き起こし、血尿、蛋白尿、無尿などを発症する。
  4. (4)鉛中毒では、ヘモグロビンの構成要素であるヘムの合成に関与する酵素の阻害による貧血、伸筋麻痺による垂れ手、腎機能障害などが生じる。
  5. (5)金属熱は、亜鉛や銅などのヒュームを吸入して発生する疾病で、悪寒や発熱、関節痛などの症状がみられ、記憶障害や脱力感などの後遺症が出ることが多い。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問7

金属等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ヒ素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、末梢神経障害、鼻中隔穿孔などの障害がみられる。
  2. (2)インジウム化合物は、間質性肺炎を引き起こすほか、ヒトに対する発がん性が疑われている。
  3. (3)金属熱は、亜鉛や銅などのヒュームを長期にわたって吸入して発生する疾病で、慢性化すると高熱、関節痛などの症状が長期間続く。
  4. (4)金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどがみられる。
  5. (5)コバルト及びその無機化合物は、接触皮膚炎、気管支ぜんそくなどを生じる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)