問15
簡易測定機器による測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光散乱方式の相対濃度計では、0.1 µm 以下の粒子に対する感度は低い。
- (2)検知管の変色層が斜めに現れたときは、斜めに変色した部分の中央の値を読み取る。
- (3)光散乱方式の相対濃度計では、全方向の散乱光の強度を測定している。
- (4)圧電天秤方式の相対濃度計では、結晶素子上の粉じんの堆積物 1 µg 当たりの周波数の変化量は、約 180 Hz である。
- (5)検知管の変色層の長さは、有害物質の濃度に必ずしも比例しない。
正答 (3)
光散乱方式の相対濃度計は、粒子に光を当てたときの散乱光のうち、決まった方向(角度)の散乱光の強さを測っています。全方向の散乱光を測るものではないので、選択肢3は誤りです。
0.1 µm 以下の小さな粒子では散乱光が弱く、感度が低くなります(選択肢1)。
光散乱方式の相対濃度計には、側方散乱光を測る方式や前方散乱光を測る方式があります。数 µm の粒子では、散乱光の強さが方向によって大きく変わるため、決まった方向の散乱光を測る仕組みになっています(参考:『作業環境測定のためのデザイン・サンプリングの実務―A・B測定編―(上)』(2021年 初版) 第3章 3.5.1)。
この問題のひっかけパターン:光散乱方式は特定の角度の散乱光を測る
光散乱方式は、特定の角度に散乱した光を測る(全方位の散乱光ではない)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)