パラ-ジメチルアミノアゾベンゼン
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中5回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| ろ過捕集法-吸光光度分析法 |
ろ紙 |
|
|
408nm |
p.299〜302 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(5問・5回)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
化合物Ⓐとその構造式Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | ベンゾトリクロリド | 図の1 |
|---|
| (2) | エチレンオキシド | 図の2 |
|---|
| (3) | p-ジメチルアミノアゾベンゼン | 図の3 |
|---|
| (4) | クロロメチルメチルエーテル | 図の4 |
|---|
| (5) | β-プロピオラクトン | 図の5 |
正答 (1)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
- 1 ベンゾトリクロリド:ベンゼン環に −CCl₃ がついた化合物(C₆H₅−CCl₃)です。図の1は、ベンゼン環の隣り合う3つの炭素に塩素が直接ついたトリクロロベンゼンで、別の物質です。組合せは誤りです。
- 2 エチレンオキシド:C−C−O の三員環(エポキシド)で、正しい組合せです。
- 3 p-ジメチルアミノアゾベンゼン:アゾ基(−N=N−)でつないだ2つのベンゼン環の一方に −N(CH₃)₂ がついた構造で、正しい組合せです。
- 4 クロロメチルメチルエーテル:CH₃−O−CH₂Cl で、正しい組合せです。
- 5 β-プロピオラクトン:O=C−CH₂−CH₂−O の四員環(β-ラクトン)で、正しい組合せです。
よって(1)です。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の化合物Ⓐについて、その構造式Ⓑが誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリロニトリル | 図の1 |
|---|
| (2) | クロロメチルメチルエーテル | 図の2 |
|---|
| (3) | p-ジメチルアミノアゾベンゼン | 図の3 |
|---|
| (4) | o-トルイジン | 図の4 |
|---|
| (5) | β-プロピオラクトン | 図の5 |
正答 (3)
各物質の構造式を、図と照らし合わせます。
- 3 p-ジメチルアミノアゾベンゼン:アゾ基(−N=N−)でつないだ2つのベンゼン環の一方に、ジメチルアミノ基(−N(CH₃)₂)がついた構造です。図の3は、一方のベンゼン環に、アミノ基(−NH₂)とメチル基2個がついた別の物質(アミノアゾ化合物)で、組合せは誤りです。
- 1 アクリロニトリル(CH₂=CH−C≡N)、2 クロロメチルメチルエーテル(CH₃−O−CH₂Cl)、4 o-トルイジン(ベンゼン環に隣り合ってNH₂とCH₃)、5 β-プロピオラクトン(四員環のラクトン)は、正しい組合せです。
よって(3)です。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
吸光光度分析法で測定する場合に、ジアゾカップリング反応による発色を利用する物質は次のうちどれか。
- (1)塩素化ビフェニル
- (2)オーラミン
- (3)p-ニトロクロロベンゼン
- (4)p-ジメチルアミノアゾベンゼン
- (5)ニトログリコール
正答 (3)
p-ニトロクロロベンゼンは、亜鉛末と塩酸でニトロ基をアミノ基に還元し、亜硝酸ナトリウムでジアゾ化したあと、カップリング試薬と反応させる、ジアゾカップリング反応で発色させます。よって(3)です。
オーラミンは、それ自体が色素なので、発色操作を行いません。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
次の測定対象物質のうち、ろ過捕集法による捕集が不適当なものはどれか。
- (1)p-ジメチルアミノアゾベンゼン
- (2)塩化ビニル
- (3)オーラミン
- (4)コールタール
- (5)マゼンタ
正答 (2)
塩化ビニルは、常温で気体なので、ろ過捕集法では捕集できません(固体捕集法または直接捕集法を使います)。「塩化ビニル」とする選択肢2は、ろ過捕集法による捕集が不適当です。同じ問題は、令和2年度第1回にも出題されています(出題実績)。
p-ジメチルアミノアゾベンゼン、オーラミン、コールタール、マゼンタは、粒子状(粉じん)の物質で、ろ過捕集法で捕集します。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
1-(2-ピリジル)ピペラジンとの反応を利用して、高速液体クロマトグラフ分析法で測定する物質は、次のうちどれか。
- (1)3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)
- (2)1,1-ジメチルヒドラジン
- (3)p-ジメチルアミノアゾベンゼン
- (4)トルエンジイソシアネート
- (5)p-ニトロクロロベンゼン
正答 (4)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。よって(4)です。同じ問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)(誤りの記述)」
- (2)誤った記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「標準溶液は1,1-ジメチルヒドラジンの硫酸溶液とする。」
- (3)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「p-ジメチルアミノアゾベンゼン(誤りの記述)」
- (4)正しい記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「トルエンジイソシアネート」
- (5)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「p-ニトロクロロベンゼン(誤りの記述)」
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)