問16
次の記述の㋑及び㋺の[ ]に入る用語の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「作業環境空気中の放射性物質の濃度を測定するために用いられる試料の採取方法として、[㋑]に対してはろ過捕集法、[㋺]に対しては固体捕集法が用いられる。」
| ㋑ | ㋺ | |
|---|---|---|
| (1) | 放射性セシウム | 放射性炭素 |
| (2) | 放射性ヨウ素 | 放射性アルゴン |
| (3) | 放射性水銀 | トリチウム化水蒸気 |
| (4) | 放射性水銀 | 放射性ヨウ素 |
| (5) | ウラン | トリチウム化水蒸気 |
正答 (5)
放射性物質の捕集方法は、物質が空気中でどんな状態にあるかで選びます。粒子状のウランはろ過捕集法、水蒸気として存在するトリチウム化水蒸気はシリカゲルなどの固体捕集法で捕集します。よって、㋑ ウラン、㋺ トリチウム化水蒸気の組合せ(5)が正しいものです。
放射性ヨウ素は活性炭による固体捕集、放射性希ガス(アルゴンなど)は直接捕集法が用いられます。「粒子にはフィルター、ガス・蒸気にはフィルター以外」という原則は、放射性でない物質と同じです。
この問題で狙われた罠:放射性物質と捕集方法の組合せ
形式として毎回1問。粒子状(セシウム・プルトニウム等)はろ過、ヨウ素は固体(活性炭)、トリチウム水蒸気は冷却凝縮・液体、希ガスは直接捕集。
なぜ?
物質の状態(粒子・ガス・蒸気)で捕集法が決まる、という他の捕集法と同じ原理。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)