問2
捕集材に空気を流量 100 mL・min⁻¹で 60.0 分間通気して物質 A を 50.30 µg捕集した。捕集材の物質 A に対する捕集効率が 75 %であるとき、物質 A の空気中濃度(µg・L⁻¹)の数値として適切なものは次のうちどれか。
- (1)6.3
- (2)6.29
- (3)11
- (4)11.2
- (5)11.18
正答 (3)
捕集量を捕集効率で割って空気中にあった量に直し、通気量で割ります。
通気量 = 100 mL/min × 60.0 分 = 6,000 mL = 6.00 L
空気中の量 = 50.30 µg ÷ 0.75 ≒ 67.1 µg
濃度 = 67.1 µg ÷ 6.00 L ≒ 11.2 µg/L
ただし、計算に使った値のうち、捕集効率 75 % は有効数字が2桁しかありません。掛け算・割り算の結果は、有効数字が最も少ない値に合わせるので、答えは2桁の 11 です。よって(3)が適切です。
計算そのものだけでなく、有効数字の扱いまで問われている問題です。選択肢に同じ値の桁違い(11、11.2、11.18)が並んでいたら、有効数字を確認しましょう。
この問題で狙われた罠:捕集量と通気量からの気中濃度(計算)
気中濃度=捕集量÷通気量(流量×時間)。1µg/L=1mg/m³。
なぜ?
単位をそろえるのが落とし穴。脱着率などの補正がある場合は割り戻す(設問の条件で確認)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)