問8
個人サンプリング法による測定(C・D 測定)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)単位作業場所を決定するために考慮する労働者の行動範囲は、個人サンプラーを装着する労働者の行動範囲である。
- (2)労働者が有害物質の発散源に近接する作業を10分間行い、その後、単位作業場所外に移動する場合には、個人サンプリング法を選択することができない。
- (3)単位作業場所において作業に従事する労働者が5人を下回る場合には、作業に従事する時間を分割してサンプリングを行い、C 測定の測定値数を5以上とする。
- (4)1時間サイクルで繰り返される作業が1日中行われる単位作業場所で、労働者がばく露される有害物質の濃度がほぼ均一であることが明らかな場合は、C 測定のサンプリング時間を1時間とすることができる。
- (5)D 測定の試料空気の採取時間は、連続した15分間とする。
正答 (4)
C 測定の試料空気の採取時間は、作業時間が2時間を超える場合でも、2時間を下回らない範囲でしか短縮できません。1時間とすることができるとする選択肢4は誤りです。
1時間サイクルの作業でも、採取時間は2時間以上が必要です。D 測定の連続した15分間(選択肢5)、労働者が5人未満のときの時間の分割(選択肢3)とあわせて、C・D 測定の時間の決まりを整理しておきましょう。
この問題で狙われた罠:C・D測定の人数と時間
C測定は単位作業場所の労働者5人以上に装着(5人未満は作業時間を分割して5以上にできる)。採取時間は原則として作業に従事する全時間。
なぜ?
(細部の数値は根拠資料で確認)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)