問20
壊変形式Ⓐと、壊変に伴って原子から放出される粒子、素粒子又は電磁波Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | α 壊変 | ⁴He の原子核 |
| (2) | β⁻ 壊変 | 電子 |
| (3) | β⁺ 壊変 | 陽電子 |
| (4) | 核異性体転移 | X 線 |
| (5) | 自発核分裂 | 中性子 |
正答 (4)
核異性体転移で放出されるのは γ 線です。X 線とする選択肢4は誤りです。
γ 線は原子核から、X 線は原子核の外の電子の移動にともなって出る電磁波です。核異性体転移は原子核の中のエネルギー状態の変化なので、γ 線が出ます。
この問題で狙われた罠:壊変形式と原子番号・質量数の変化
α壊変:He原子核、原子番号−2・質量数−4。β⁻:電子、原子番号+1。β⁺:陽電子、−1。軌道電子捕獲:原子番号−1。核異性体転移:γ線、変化なし。
なぜ?
何が出ていくかから、原子番号の増減が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)