問7
作業環境測定に使用する各器具及びその使用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)熱電対温度計は使用温度範囲が広いという利点を持つが、応答速度が遅いという欠点を有する。
- (2)アスマン通風乾湿計による温湿度の測定は、ファンを回転させてから5分程度後に行う。
- (3)石けん膜流量計では、一定体積の気体が流量計の計量部を流れるのに要する時間を測定し、流量を計算する。
- (4)ガラス製体積計の校正は、体積計に受け入れられる水又は排出される水の質量と温度を正確に測定することで実施する。
- (5)マイクロシリンジの計量目盛りは、針の部分の体積を含まない。
正答 (1)
熱電対温度計は、使用できる温度範囲が広く、応答が速いのが長所です。「応答速度が遅いという欠点を有する」とする選択肢1は誤りです。
熱電対は接合部が小さいので、温度の変化にすばやく反応します。アスマン通風乾湿計をファンを回してから5分程度後に読む(選択肢2)ことも、あわせて押さえておきましょう。
この問題で狙われた罠:温度計の原理(抵抗温度計・熱電対)
白金抵抗温度計は電気抵抗の温度変化を利用。ゼーベック効果を使うのは熱電対で、熱電対は範囲が広く応答も速い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第2回・2023年2月実施)