問14
電離放射線及びその生体影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)X線は、通常、X線発生装置を用いて発生させる電離放射線で、放射性物質から放出されるγ線と同様に電磁波である。
- (2)発がんや遺伝的影響は、確率的影響に分類され、しきい値はない。
- (3)α線、β線及び中性子線は粒子線である。
- (4)放射線宿酔は、急性影響であり、かつ、確定的影響である。
- (5)放射線による皮膚障害のうち、脱毛には潜伏期があり、晩発影響に分類される。
正答 (5)
脱毛は、被ばく後数週間程度で現れる確定的影響で、早期影響(急性影響)に分類されます。晩発影響とする選択肢5は誤りです。
晩発影響は、被ばくから数か月〜数十年後に現れるもので、がんや白内障などです。
この問題で狙われた罠:確定的影響と確率的影響
確定的影響はしきい値があり、線量とともに重篤度が増す(不妊・白内障・脱毛など)。確率的影響(がん・遺伝的影響)はしきい値がなく、発生確率が増す。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)