問10
局所振動障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)振動工具の取扱いにおける「日振動ばく露量」は、周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値と振動ばく露時間から算出される。
- (2)日振動ばく露量が、日振動ばく露限界値(5.0 m/s²)を超えないように、ばく露時間の抑制、低振動の振動工具の選定等を行う。
- (3)振動障害は、振動の周波数が高いほど起こりやすい。
- (4)喫煙は、レイノー現象発現の増悪因子である。
- (5)振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。
正答 (3)
局所振動障害は、周波数が高いほど起こりやすいわけではありません。手腕への影響が大きいのは比較的低い周波数(10 Hz 前後〜数百 Hz)で、1,000 Hz を超えるとほとんど影響しないとされています。選択肢3は誤りです。
令和2年度第2回・令和8年度第1回にも、同じ論点があります。
この問題で狙われた罠:振動障害と周波数
局所振動障害は、主に低い周波数域(数十〜数百Hz)の振動で起こりやすい。「周波数が高いほど」「4,000Hz以上で」は誤り。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)