問15
簡易測定機器による測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光散乱方式の相対濃度計の光源としては、半導体レーザーが用いられる。
- (2)圧電天秤方式の相対濃度計は、一定の周波数で振動している圧電結晶板上に粉じんが付着すると、その質量に応じて周波数が変わることを利用したものである。
- (3)圧電天秤方式の相対濃度計の測定値は、Hz・min⁻¹の単位で表示される。
- (4)検知管の変色層の長さは、測定対象物質の濃度に必ずしも比例しない。
- (5)検知管の検知試薬は、測定対象物質以外の物質にも反応するものが用いられることがある。
正答 (3)
圧電天秤方式の相対濃度計の相対濃度は、mg/m³ で示されます。Hz・min⁻¹ とする選択肢3は誤りです。
圧電天秤方式は、圧電結晶板に付着した粉じんの質量に応じて振動数が変わることを利用して、質量に対応する値を求めます(選択肢2)。光散乱方式の相対濃度は cpm(カウント/分)で示されます。令和元年度第1回 デザイン 問15でも、「相対濃度指示方法における相対濃度は、光散乱方式では cpm、圧電天秤方式では mg・m⁻³ で示される」という正しい記述が出題されています。
この問題で狙われた罠:表示単位と質量濃度変換係数
質量濃度変換係数は K = C(質量濃度)÷ R(相対濃度)。圧電天秤方式は表示がmg/m³でも、変換係数は必要。
なぜ?
校正に使った粒子と現場の粉じんでは性質が違うため、現場ごとに併行測定で合わせる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)