問1
次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)アボガドロ定数の数の物質粒子(原子、分子、イオンなど)の物質量は、1モルである。
- (2)陽子数が同じで、中性子数が異なるものを同位体という。
- (3)分子量は、分子を構成する原子の原子量の総和である。
- (4)アボガドロ定数は、天然の炭素 12 g に含まれる原子数と同じである。
- (5)原子量は、¹²C の質量を基準として定められている。
正答 (4)
アボガドロ定数は、¹²C(炭素12)12 g に含まれる原子の数をもとに定められた値です。天然の炭素には ¹³C なども含まれるので、「天然の炭素 12 g」とする選択肢4は誤りです。
なお、2019年の SI の改定で、アボガドロ定数は 6.02214076 × 10²³ mol⁻¹ という定義値になりました。
この問題で狙われた罠:アボガドロ定数(単位はmol⁻¹・定義)
単位はmol⁻¹(1molあたりの粒子の数)。値は定義値で、「天然の炭素12g中の原子数」ではない。
なぜ?
「1molあたり何個」なので、単位は個÷mol=mol⁻¹になる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)