問11
酢酸溶液10.0mLを精製水で50.0mLに希釈した後、フェノールフタレインを指示薬として水酸化ナトリウム溶液(2.0×10⁻¹mol·L⁻¹)で滴定したところ、終点までに要した水酸化ナトリウム溶液は5.0mLであった。酢酸溶液の濃度として、正しい値は次のうちどれか。
- (1)2.0×10⁻²mol·L⁻¹
- (2)5.0×10⁻²mol·L⁻¹
- (3)1.0×10⁻¹mol·L⁻¹
- (4)2.0×10⁻¹mol·L⁻¹
- (5)4.0×10⁻¹mol·L⁻¹
正答 (3)
酢酸と水酸化ナトリウムは 1:1 で反応します。希釈しても酢酸の物質量は変わらないので、元の酢酸溶液 10.0 mL について、
酢酸の濃度 = 2.0 × 10⁻¹ × 5.0 ÷ 10.0 = 1.0 × 10⁻¹ mol/L
よって(3)が正しい値です。希釈後の 50.0 mL で割らないように注意しましょう。
この問題のひっかけパターン:中和反応の量的関係(計算)
酸の物質量(価数×濃度×体積)=塩基の物質量。混合後は、余った分を全体積で割る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第2回・2017年2月実施)