問14
電離放射線及びその影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)電離放射線の被ばくによる身体的影響には、早期障害と晩発障害があり、早期障害としては皮膚障害など、晩発障害としては白内障などがある。
- (2)電離放射線を放出する元素には、ウラン、ラジウムなど天然に存在するものと、コバルト60、イリジウム192など人工的につくられるものがある。
- (3)電離放射線の生体に与える影響には、確率的影響と確定的影響がある。
- (4)X線は、通常、X線装置を用いて発生させる人工の電離放射線で、放射性物質から放出されるγ線と同様に電磁波である。
- (5)白血病は、晩発障害に分類される確定的影響である。
正答 (5)
白血病は、晩発障害で、しきい値がないとされる確率的影響に分類されます。確定的影響とする選択肢5は誤りです。
この問題のひっかけパターン:確定的影響と確率的影響の分類・しきい値・重篤度
確定的影響にはしきい値があり、線量が増すと重篤度が増す。確率的影響にはしきい値がなく、線量が増すと発生率が増す(重篤度は変わらない)。白血病・発がん・遺伝的影響は確率的、皮膚炎・白内障・生殖器障害・造血障害は確定的。
なぜ?
確定的=線量で重さが決まる。確率的=線量で起こる確率が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)