作業環境測定士試験 過去問解説

デシベル(対数)の性質と音の合成

労働衛生一般・原理・過去23回中3回、関連する論点が出題

原理

音圧レベルは基準音圧(2×10⁻⁵ Pa)との比の対数で表す。0 dBは無音ではなく、最小可聴値。同じ大きさの音が2つ重なると+3 dB、10倍の強さで+10 dB。レベルの足し算は、エネルギー(強さ)で行う。

L = 20 log₁₀(p/p₀)

この原理で解ける論点は2個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(1問)

令和6年度 第2回(2025年2月実施) 労働衛生一般 失点やむなしD初見

問13

騒音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ヒトが感じることのできる音の周波数の範囲は、20 Hzから 20000 Hz程度で、これより低い周波数のものを超低周波音、高い周波数のものを超音波という。
  2. (2)ヒトの聴覚は、およそ 2000 Hzから 4000 Hzの周波数の音に対して最も鋭敏で、周波数がこれより小さくても大きくても、聴覚の感度は低下する。
  3. (3)一般に、騒音性難聴では、4000 Hz付近の音を中心として聴力が低下し始めるが、加齢による難聴では、より高音域での聴力から低下し始める。
  4. (4)騒音レベルの 0 dBは、音が全くない状態であり、室外からの音を遮断し室内の音を反響しないようにした無響室でのみ計測される。
  5. (5)等価騒音レベルは、ある時間内において、時間とともに変動する騒音の騒音レベルを、これと等しいエネルギーをもつ定常騒音の騒音レベルとして表したもので、時間平均騒音レベルともいう。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)