作業環境測定士試験 過去問解説

点音源の距離減衰(逆2乗則)

労働衛生一般・原理・過去23回中2回、関連する論点が出題

原理

点音源では、音の強さは距離の2乗に反比例する。距離が2倍になると、音圧レベルは約6dB下がる(1/2になるのではない)。

L₂ = L₁ − 20 log₁₀(r₂/r₁)

この原理で解ける論点は1個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(1問)

令和7年度 第2回(2026年2月実施) 労働衛生一般 余裕があれば得点C暗記で解く

問13

音及び騒音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)音の速さは、音の波長や振幅には関係ないが、伝わる媒質の温度や種類によって異なり、空気中では温度が高い方が速く、空気中よりも水中の方が速い。
  2. (2)音源を点音源とみなすことができ、音を反射する物体がない広い空間では、音源からの距離が2倍になると、音圧レベルは1/2となる。
  3. (3)騒音の作業環境測定で A 測定及び B 測定を行い、B 測定の結果が 85 dB以上であった場合、A 測定の結果にかかわらず、この単位作業場所は第Ⅰ管理区分となることはない。
  4. (4)騒音性難聴は、騒音によって、内耳にある蝸牛の中の有毛細胞が変性することによって起こる不可逆的な聴力低下である。
  5. (5)騒音性難聴の初期には 4000 Hz付近の音を中心として聴力が低下するが、会話音域の聴力にはほとんど影響がないため、難聴であることを自覚しにくい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)