放射壊変と原子番号・質量数
分析に関する概論・原理・過去23回中7回、関連する論点が出題
原理
α壊変は、原子番号−2・質量数−4、β⁻壊変は、原子番号+1、軌道電子捕獲は、原子番号−1。同位体は、陽子数が同じで、中性子数が違う。
この原理で解ける論点は7個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(4問)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
分析に関する概論
得点必須A暗記で解く
原子核壊変による原子の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)α 壊変では、原子番号は2つ減少する。
- (2)β⁻ 壊変では、原子番号は1つ増加する。
- (3)β⁺ 壊変では、質量数は変化しない。
- (4)軌道電子捕獲では、原子番号は1つ減少する。
- (5)核異性体転移では、質量数は1つ増加する。
正答 (5)
核異性体転移は、エネルギーの高い状態の原子核が、γ 線を出して低い状態に移る現象です。陽子や中性子の数は変わらないので、質量数も原子番号も変化しません。選択肢5は誤りです。
壊変の種類ごとの変化をまとめると、α 壊変は質量数 −4・原子番号 −2、β⁻ 壊変は原子番号 +1、β⁺ 壊変と軌道電子捕獲は原子番号 −1(いずれも質量数は変わらない)、核異性体転移はどちらも変わらない、です。
α壊変:He原子核、原子番号−2・質量数−4。β⁻:電子、原子番号+1。β⁺:陽電子、−1。軌道電子捕獲:原子番号−1。核異性体転移:γ線、変化なし。
なぜ?何が出ていくかから、原子番号の増減が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
分析に関する概論
得点必須A暗記で解く
原子核壊変による原子の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)α 壊変では、原子番号は2つ減少する。
- (2)β⁻ 壊変では、原子番号は1つ増加する。
- (3)β⁺ 壊変では、原子番号は1つ減少する。
- (4)軌道電子捕獲では、原子番号は1つ増加する。
- (5)自発核分裂では、複数の原子核に分裂する。
正答 (4)
軌道電子捕獲では、原子核が軌道電子を取り込み、陽子が中性子に変わるので、原子番号は1つ減少します。「増加する」とする選択肢4は誤りです。
令和元年度第2回にも、同じ論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「壊変形式と原子番号・質量数の変化」(過去23回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:放射壊変と原子番号・質量数(過去23回中7回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (2)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (4)誤った記述正答(ひっかけパターンに該当):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「軌道電子捕獲では、原子番号は1つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (5)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「自発核分裂では、複数の原子核に分裂する。」
α壊変:He原子核、原子番号−2・質量数−4。β⁻:電子、原子番号+1。β⁺:陽電子、−1。軌道電子捕獲:原子番号−1。核異性体転移:γ線、変化なし。
なぜ?何が出ていくかから、原子番号の増減が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和元年度 第2回(2020年2月実施)
分析に関する概論
得点必須A暗記で解く
原子核壊変による原子の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)α 壊変では、原子番号は2つ減少する。
- (2)β⁻ 壊変では、原子番号は1つ増加する。
- (3)軌道電子捕獲では、原子番号は1つ増加する。
- (4)β⁺ 壊変では、原子番号は1つ減少する。
- (5)自発核分裂では、複数の原子核に分裂する。
正答 (3)
軌道電子捕獲では、原子核が軌道電子を取り込んで陽子が中性子に変わるので、原子番号は1つ減少します。「増加する」とする選択肢3は誤りです。
令和3年度第1回にも、同じ論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「壊変形式と原子番号・質量数の変化」(過去23回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:放射壊変と原子番号・質量数(過去23回中7回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (2)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (3)誤った記述正答(ひっかけパターンに該当):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「軌道電子捕獲では、原子番号は1つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (4)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (5)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「自発核分裂では、複数の原子核に分裂する。」
α壊変:He原子核、原子番号−2・質量数−4。β⁻:電子、原子番号+1。β⁺:陽電子、−1。軌道電子捕獲:原子番号−1。核異性体転移:γ線、変化なし。
なぜ?何が出ていくかから、原子番号の増減が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
分析に関する概論
得点必須A暗記で解く
原子核壊変による原子番号の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)α壊変では、原子番号は2つ減少する。
- (2)軌道電子捕獲では、原子番号は1つ増加する。
- (3)β⁺壊変では、原子番号は1つ減少する。
- (4)β⁻壊変では、原子番号は1つ増加する。
- (5)核異性体転移に伴うγ線の放射では、原子番号は変わらない。
正答 (2)
軌道電子捕獲では、原子核が軌道電子を取り込み、陽子が中性子に変わるので、原子番号は1つ減少します。「増加する」とする選択肢2は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「壊変形式と原子番号・質量数の変化」(過去23回中10回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:放射壊変と原子番号・質量数(過去23回中7回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (2)誤った記述正答(ひっかけパターンに該当):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「軌道電子捕獲では、原子番号は1つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (4)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「α壊変では、原子番号は2つ減少する。」原理「放射壊変と原子番号・質量数」:全23回中7回出題
- (5)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「核異性体転移に伴うγ線の放射では、原子番号は変わらない。」
α壊変:He原子核、原子番号−2・質量数−4。β⁻:電子、原子番号+1。β⁺:陽電子、−1。軌道電子捕獲:原子番号−1。核異性体転移:γ線、変化なし。
なぜ?何が出ていくかから、原子番号の増減が決まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)