蛍光光度法の原理(長波長・直角測定・濃度比例・消光)|分析に関する概論
この章で扱う原理と、そこから導ける事実です。
- 蛍光は励起光より長波長:吸収した光のエネルギーの一部が、熱などで失われるので、放出される蛍光は、励起光より、エネルギーが小さく、波長が長い。
- 蛍光強度は低濃度で濃度に比例:低濃度では、蛍光強度は、濃度と励起光の強度に比例する。高濃度では、自己吸収や濃度消光で、比例しなくなる。
- 蛍光は励起光と直角方向で測る:励起光は、まっすぐ透過するので、励起光の影響を避けるため、蛍光は、入射光と直角の方向で測る。
- 蛍光を弱める要因:溶存酸素、温度の上昇、pH、共存物質などは、励起状態の分子のエネルギーを、蛍光以外の経路で失わせ、蛍光強度を弱める。
この章に関わる過去問は 18 問です。繰り返し出るひっかけパターンは次のとおりです。