作業環境測定士試験 過去問解説

個人サンプリング(C測定)の濃度の計算(脱着率・移動作業)

ランクA 有機溶剤・4回出題

正しい理解

脱着率で補正した捕集量÷吸引空気量で濃度を出し、ppmに換算する。

このひっかけパターンが出た問題

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 有機溶剤 得点必須A

問18

作業者がメチルエチルケトンを含む塗料容器を持ち、移動しながら製品に塗装する作業を行っていたため、作業者に受動型試料採取機器(パッシブサンプラー)を装着して15分間のD 測定を実施した。測定終了後、2 mLの溶媒でメチルエチルケトンを脱着し、これを試料液とした。試料液のうち 2 µLをマイクロシリンジでガスクロマトグラフに導入して分析したところ、試料液の濃度は10.5 µg・mL⁻¹であった。D 測定値として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、サンプリング速度:12 cm³・min⁻¹、メチルエチルケトンのモル質量:72.1 g・mol⁻¹、脱着率:0.9 とする。また、25 ℃、1気圧下とする。

  1. (1)22 ppm
  2. (2)44 ppm
  3. (3)66 ppm
  4. (4)88 ppm
  5. (5)110 ppm

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和6年度 第1回(2024年8月実施) 有機溶剤 得点必須A

問19

トルエンを含む塗料が入ったスプレーガンを持ちながら、製品の周辺を移動して行う吹付塗装作業が1名の作業者により行われていた。作業者に能動型試料採取器(アクティブサンプラー)を装着し、15 分間のサンプリングであるD 測定を行った。採取器を回収し、捕集されたトルエンを溶媒 2.0 mLで脱着してガスクロマトグラフで分析したところ、分析結果としてトルエン76.2 µg・mL⁻¹ が得られた。このD測定値として正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、吸引流量は 0.10 L・min⁻¹、トルエンのモル質量は 92.1 g・mol⁻¹、脱着率は 90 % とする。また、気温は 25 ℃、大気圧は1気圧とする。

  1. (1)10 ppm
  2. (2)15 ppm
  3. (3)20 ppm
  4. (4)25 ppm
  5. (5)30 ppm

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) 有機溶剤 得点必須A

問19

トルエンを含む塗料が入ったスプレーガンを持ちながら、製品の周辺を移動して行う吹付塗装作業が1名の作業者により行われていた。作業者に能動型試料採取器(アクティブサンプラー)を装着して、8時間のサンプリングを行った。作業後に採取器を回収し、捕集されたトルエンを溶媒 2.0 mLで脱着してガスクロマトグラフで分析した。分析結果としてトルエン1626 µg・mL⁻¹ が得られた。C 測定値として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、吸引流量は 0.10 L・min⁻¹、トルエンのモル質量は 92.1 g・mol⁻¹、脱着率は 90 % とする。また、気温は 25 ℃、大気圧は1気圧とする。

  1. (1)16 ppm
  2. (2)18 ppm
  3. (3)20 ppm
  4. (4)24 ppm
  5. (5)30 ppm

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)

令和3年度 第1回(2021年8月実施) 有機溶剤 得点必須A

問18

作業者が酢酸エチルを含む塗料容器を持って移動しながら補修塗装を行っていたため、作業者に受動型試料採取機器(パッシブサンプラー)を装着して、15分間の D 測定を行った。捕集された酢酸エチルを溶媒 2 mL で脱着し、ガスクロマトグラフで分析したところ、酢酸エチル 95.0 µg・mL⁻¹の結果が得られた。D 測定値として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、サンプリング速度:40.0 mL・min⁻¹ 、酢酸エチルのモル質量:88.1 g・mol⁻¹、脱着率:1とする。また、25 ℃、1気圧下とする。

  1. (1)22 ppm
  2. (2)44 ppm
  3. (3)66 ppm
  4. (4)88 ppm
  5. (5)132 ppm

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)