問10
ガスクロマトグラフ分析法のキャリアガス等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)キャリアガスの種類によらず最適線速度は同じである。
- (2)キャリアガスには、ヘリウム、窒素、水素などが用いられる。
- (3)カラムの理論段数は、キャリアガスの種類の影響を受ける。
- (4)カラムと検出器には、それぞれに適したガス流量がある。
- (5)電子捕獲検出器(ECD)を用いる場合には、キャリアガスとしてアルゴンを用いることができる。
正答 (1)
カラム内の最適線速度は、キャリアガスの種類によって異なります(たとえば、水素やヘリウムは、窒素より速い線速度で最適になります)。「種類によらず同じ」とする選択肢1は誤りです。
キャリアガスには、ヘリウム、窒素、水素などを使います。カラムの理論段数は、キャリアガスの種類の影響を受けます。カラムと検出器には、それぞれ適したガス流量があります。ECDには、アルゴンを使えます。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)
この問題のひっかけパターン:最適線速度はキャリアガスの種類によって異なる
カラム内の最適線速度は、キャリアガスの種類によって異なります(たとえば、水素やヘリウムは、窒素より速い線速度で最適になります)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)