問1
次の有機溶剤のうち、25 ℃における飽和蒸気圧が最も小さいものはどれか。
- (1)o-ジクロロベンゼン
- (2)エチルエーテル
- (3)メチルエチルケトン
- (4)メタノール
- (5)酢酸メチル
正答 (1)
飽和蒸気圧は、沸点が高い物質ほど小さくなります。沸点は、エチルエーテルが約35℃、酢酸メチルが約57℃、メタノールが約65℃、メチルエチルケトンが約80℃、o-ジクロロベンゼンが約180℃です。o-ジクロロベンゼンが最も高く、蒸気圧は最も小さいので、(1)です。(沸点は、一般的な化学便覧の概数です。)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「密度1 g/cm³超・管理濃度10 ppmの溶剤(クロロベンゼン)」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:密度1 g/cm³超・管理濃度10 ppmの溶剤(クロロベンゼン)
60℃で液体であるためには、沸点が60℃より高い必要があります。さらに、25℃での密度が1 g/cm³より大きいものを選びます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)