問17
拡散セルを用いた標準ガスの調製に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)拡散セルは、一定の蒸気圧を有する液体から標準ガスを調製する際に用いる。
- (2)拡散速度は、拡散セルを入れた液体の質量の減少から算出できる。
- (3)拡散速度は、拡散セルを保持する恒温槽の温度が高いと増加する。
- (4)拡散速度は、拡散チューブの内径の2乗に比例する。
- (5)拡散速度は、拡散チューブの有効長に比例する。
正答 (5)
拡散セルによる標準ガスの調製では、拡散速度は、拡散チューブの断面積(内径の2乗)に比例し、拡散チューブの有効長に反比例します。「有効長に比例する」とする選択肢5は誤りです。
拡散セルは、一定の蒸気圧をもつ液体から標準ガスを調製します。拡散速度は、液体の質量の減少から求められ、恒温槽の温度が高いほど増加します。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』、『作業環境測定ガイドブック5 有機溶剤関係』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると2回(17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (5)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:拡散セルの拡散速度は内径の2乗に比例し有効長に反比例
拡散セルによる標準ガスの調製では、拡散速度は、拡散チューブの断面積(内径の2乗)に比例し、拡散チューブの有効長に反比例します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)