問3
作業環境空気中の金属の分析法Ⓐとその分析原理の基礎となる現象Ⓑの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | 吸光光度分析法 | キレート分子などの光吸収 |
| (2) | 蛍光光度分析法 | 物質の光ルミネセンス |
| (3) | 原子吸光分析法 | 励起状態原子の光吸収 |
| (4) | 誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES法) | 励起された原子・イオンの発光 |
| (5) | 誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS法) | 原子のイオン化 |
正答 (3)
原子吸光分析法は、基底状態の原子が、特定の波長の光を吸収する現象を利用します。「励起状態原子の光吸収」とする選択肢3は誤りです。
吸光光度分析法はキレート分子などの光吸収、蛍光光度分析法は物質の光ルミネセンス、ICP-AES法は励起された原子・イオンの発光、ICP-MS法は原子のイオン化を利用します。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「原子吸光は基底状態の原子の光吸収を利用する」(過去12回中3回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:原子吸光は基底状態の原子の光吸収を利用する
原子吸光分析法は、基底状態の原子が、特定の波長の光を吸収する現象を利用します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)