問2
金属酸化物の酸への溶解に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)酸化コバルト(Ⅱ)は、塩酸に溶ける。
- (2)酸化鉛(Ⅱ)は、硝酸に溶ける。
- (3)酸化ニッケル(Ⅱ)は、塩酸に溶ける。
- (4)酸化クロム(Ⅲ)は、塩酸に溶ける。
- (5)酸化マンガン(Ⅳ)は、塩酸に溶ける。
正答 (4)
酸化クロム(Ⅲ)(Cr₂O₃)は、化学的に非常に安定で、塩酸にほとんど溶けません。「塩酸に溶ける」とする選択肢4は誤りです。
酸化コバルト(Ⅱ)、酸化ニッケル(Ⅱ)、酸化マンガン(Ⅳ)は塩酸に、酸化鉛(Ⅱ)は硝酸に溶けます。
この選択肢と同様の記述は、平成30年度第1回、令和元年度第1回の問題でも出題され、誤りとして扱われています。この問題の正誤は、出題実績にもとづいて判断しています。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「酸化クロム(Ⅲ)は塩酸に溶けない」(過去12回中3回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:酸化クロム(Ⅲ)は塩酸に溶けない
酸化クロム(Ⅲ)(Cr₂O₃)は、化学的に非常に安定で、塩酸にほとんど溶けません。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)