カドミウムのAPDC錯体は弱酸性で抽出する
ランクA 金属類・3回出題
正しい理解
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。pHが4以上になると不安定になり、抽出率が低くなります。
このひっかけパターンが出た問題
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
金属類
得点必須A
溶媒抽出-原子吸光分析法によるカドミウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)カドミウムの APDC 錯体は、アルカリ性溶液から MIBK に抽出する。
- (2)標準液の調製には、塩化カドミウム(無水物)を用いる。
- (3)検量線の作成には、試料と同様に MIBK に抽出した溶液を用いる。
- (4)試料液中に共存して分光学的干渉の原因となる塩化ナトリウムは除去される。
- (5)アセチレンの流量を少なくしたフレームを用いる。
正答 (1)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。pHが4以上になると不安定になり、抽出率が低くなります。「アルカリ性溶液から抽出する」とする選択肢1は誤りです。
検量線は、試料と同様に、MIBKに抽出した溶液を使って作成します。塩化ナトリウムなど、分光学的干渉の原因になる共存塩は、溶媒抽出で除去できます。標準液は、塩化カドミウム(無水物)で調製します。アセチレンの流量を少なくしたフレームを使います。
同様の記述は、令和4年度第1回、令和5年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると2回(17%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/似た記述を含めると4回(33%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。pHが4以上になると不安定になり、抽出率が低くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
金属類
得点必須A
溶媒抽出-原子吸光分析法によるカドミウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)採取した試料を硝酸で処理し、試料液を調製する。
- (2)キレート剤の APDC は、あらかじめ MIBK で処理して精製する。
- (3)カドミウムの APDC 錯体は、アルカリ性溶液から MIBK に抽出する。
- (4)検量線の作成には、試料と同様に MIBK に抽出した溶液を用いる。
- (5)試料液中に共存して分光学的干渉の原因となる塩化ナトリウムは除去される。
正答 (3)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。「アルカリ性溶液から抽出する」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
試料は、硝酸で処理して試料液にします。キレート剤のAPDCは、あらかじめMIBKで処理して精製します。検量線は、試料と同様に、MIBKに抽出した溶液で作成します。塩化ナトリウムなど、分光学的干渉の原因になる共存塩は、除去されます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/似た記述を含めると4回(33%)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。pHが4以上になると不安定になり、抽出率が低くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
金属類
得点必須A
溶媒抽出-原子吸光分析法によるカドミウムの分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)キレート剤のAPDCは、あらかじめMIBKで処理して精製する。
- (2)抽出溶媒のMIBKは、あらかじめ精製水と振り混ぜ、水を飽和させたものを用いる。
- (3)カドミウムのAPDC錯体は、アルカリ性溶液からMIBKに抽出する。
- (4)検量線の作成には、試料と同様にMIBKに抽出した溶液を用いる。
- (5)試料液中に共存して分光学的干渉の原因となる塩化ナトリウムは除去される。
正答 (3)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。「アルカリ性溶液から抽出する」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
キレート剤のAPDCは、あらかじめMIBKで処理して精製します。抽出溶媒のMIBKは、あらかじめ精製水と振り混ぜ、水を飽和させたものを使います。検量線は、試料と同様にMIBKに抽出した溶液で作成します。塩化ナトリウムは、除去されます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/似た記述を含めると4回(33%)
APDC-カドミウム錯体は、弱酸性(pH3.5〜4.0程度)の溶液から、MIBKに抽出します。pHが4以上になると不安定になり、抽出率が低くなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)