水銀の過剰の過マンガン酸カリウムは塩酸ヒドロキシルアミンで還元
ランクA 金属類・4回出題
正しい理解
捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
このひっかけパターンが出た問題
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
金属類
得点必須A
液体捕集法による水銀の測定法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)空気中の水銀の捕集には、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液を用いる。
- (2)塩化水銀(Ⅱ)を用いて標準原液を調製する。
- (3)標準原液の保存には、ポリエチレン製の容器は用いない。
- (4)試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムの還元には、塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる。
- (5)原子吸光分析法での水銀(Ⅱ)イオンの還元には、アスコルビン酸溶液を用いる。
正答 (4)
水銀の液体捕集法では、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液(吸収液)に捕集します(選択肢1)。捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。「塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる」とする選択肢4は誤りです。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
標準原液は、塩化水銀(Ⅱ)を硫酸に溶かして調製します(選択肢2)。ポリエチレン製の容器は、水銀の保存には、ポリエチレンの還元性などの影響を受けやすいので、用いません(選択肢3)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/似た記述を含めると8回(67%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
金属類
得点必須A
液体捕集法-原子吸光分析法による水銀の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)標準系列液の調製には、0.5 mol・L⁻¹硫酸を用いる。
- (2)バブラーの壁面は、捕集液を用いて洗い、その洗液も合わせて試料液とする。
- (3)試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムの還元には、塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる。
- (4)測定には、253.7 nmの紫外吸収を用いる。
- (5)排気系には、水銀吸収装置を取り付ける必要がある。
正答 (3)
水銀の液体捕集法で、試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。「塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる」とする選択肢3は誤りです。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
標準系列液は、0.5 mol/L硫酸で調製します。バブラーの壁面は、捕集液で洗い、洗液も試料液に合わせます。測定には253.7 nmを使い、排気系には水銀吸収装置を取り付けます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると2回(17%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
金属類
得点必須A
液体捕集法-原子吸光分析法による水銀の測定法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)空気中の水銀の捕集には、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液を用いる。
- (2)試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムの還元には、塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる。
- (3)水銀(Ⅱ)イオンの還元には、アスコルビン酸溶液を用いる。
- (4)検量線作成用の標準原液は、硬質ガラス容器に入れて、冷暗所で保存する。
- (5)還元気化した水銀は、硫化ナトリウム溶液に回収する。
正答 (2)
水銀の液体捕集法で、試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。「塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる」とする選択肢2は誤りです。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。同じ記述は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
空気中の水銀は、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液に捕集します。標準原液は、硬質ガラス容器に入れて、冷暗所で保存します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/似た記述を含めると8回(67%)
- (2)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
金属類
得点必須A
液体捕集法による水銀の測定法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)空気中の水銀の捕集には、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液を用いる。
- (2)塩化水銀(Ⅱ)を用いて標準液を調製する。
- (3)試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムの還元には、塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる。
- (4)吸光光度分析法では、捕集した水銀をジチゾン-クロロホルム溶液を用いて抽出する。
- (5)原子吸光分析法での水銀(Ⅱ)イオンの還元には、アスコルビン酸溶液を用いる。
正答 (3)
水銀の液体捕集法で、試料液中の過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。「塩化スズ(Ⅱ)溶液を用いる」とする選択肢3は誤りです。同じ記述は、令和2年度第1回、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
空気中の水銀は、硫酸酸性の過マンガン酸カリウム溶液に捕集します。標準液は、塩化水銀(Ⅱ)で調製します。原子吸光分析法での水銀(Ⅱ)イオンの還元には、アスコルビン酸溶液などを使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/似た記述を含めると8回(67%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中4回出題(出題確率33%)
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
捕集後の試料液に残った過剰の過マンガン酸カリウムは、塩酸ヒドロキシルアミン溶液で還元します。塩化スズ(Ⅱ)は、水銀(Ⅱ)を水銀原子に還元する試薬です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)