作業環境測定士試験 過去問解説

毒性の指標(LD50・NOAEL・量-反応関係)

ランクA 労働衛生一般・5回出題

正しい理解

LD50は急性毒性の指標で、半数が死亡する量。NOAEL・LOAELはしきい値のある影響に用いる。量-影響関係は個体、量-反応関係は集団の関係。

この罠が狙われた問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問3

化学物質による健康影響及びその管理指標等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)実質安全量(VSD)は、しきい値がないとされる発がん物質のリスク評価に用いられる指標であり、当該物質へのばく露によるがんのリスクの増加が、ある限られた確率以下にとどまると考えられる量である。
  2. (2)半数致死量(LD₅₀)は、急性毒性を評価する指標で、試験動物の致死量の1/2に相当する投与量である。
  3. (3)最小影響量(LOEL)及び無影響量(NOEL)は、いずれも慢性毒性を評価する指標である。
  4. (4)生殖毒性とは、性機能及び生殖能に対する悪影響並びに子の発生に対する悪影響をいう。
  5. (5)変異原性試験は、化学物質が細胞内の遺伝子に突然変異を引き起こすかどうかを調べる発がん性のスクリーニングのための試験で、細菌を用いたものが広く利用されている。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和7年度 第2回(2026年2月実施) 労働衛生一般 ランクA

問3

化学物質による健康影響及びその管理指標等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)半数致死濃度(LC₅₀)と半数致死量(LD₅₀)は、いずれも急性毒性を評価する指標である。
  2. (2)一般に、しきい値がないとされる発がん物質のリスク評価には無毒性量(NOAEL)が、しきい値があるとされる物質のリスク評価には最小毒性量(LOAEL)が用いられる。
  3. (3)ばく露限界は、ほとんど全ての労働者がばく露されても健康に影響を受けないと考えられる濃度又は量のしきい値であり、量-影響関係や量-反応関係から導かれる。
  4. (4)変異原性試験とは、化学物質が細胞の遺伝子に突然変異を引き起こすかどうかを調べるもので、発がん性のスクリーニング試験として利用される。
  5. (5)BEI(生物学的ばく露指標)は、ACGIH(米国産業衛生専門家会議)が、生物学的モニタリングの結果を評価する際の指標として示した値である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)