作業環境測定士試験 過去問解説

リスクの見積りは必ずしも数値化しない

ランクB 労働衛生一般・2回出題

正しい理解

リスクの見積りは、マトリクス法など、必ずしも数値化しない方法でもよい。

このひっかけパターンが出た問題

平成29年度 第2回(2018年2月実施) 労働衛生一般 ランクB

問1

化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針(厚生労働省)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)「危険性又は有害性」とは、ILO等において、「危険有害要因」、「ハザード」等の用語で表現されているものである。
  2. (2)リスクの見積りは、数値化して行わなければならない。
  3. (3)リスクは、ILOの化学物質リスク簡易評価法(コントロール・バンディング)等を用いて見積もることができる。
  4. (4)個人ばく露濃度をばく露限界と比較する手法によりリスクを見積もった結果、(ばく露濃度がばく露限界を相当程度下回る場合は、リスク低減措置を検討する必要はない。
  5. (5)リスクの低減措置の検討においては、化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用よりも、作業手順の改善、立入禁止等の管理的対策を優先する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)

平成29年度 第1回(2017年8月実施) 労働衛生一般 ランクB

問1

厚生労働省の「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)化学物質等によるリスクを見積もる方法において使用する情報の一つとして、生物学的モニタリングの結果がある。
  2. (2)化学物質等によるリスクの見積りは、リスク低減の優先度を定めるために行うものであるので、必ず数値化する必要がある。
  3. (3)化学物質等によるリスクの見積りには、化学物質等が当該業務に従事する労働者に危険を及ぼし、又は化学物質等により当該労働者の健康障害を生ずるおそれの程度(発生可能性)及び当該危険又は健康障害の程度(重篤度)を考慮する方法がある。
  4. (4)化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用によるリスク低減措置は、機械設備等の密閉化等の衛生工学的対策、作業手順の改善等の管理的対策など、より優先順位の高い対策を講じても十分にリスクを低減できない場合に行うべき対策である。
  5. (5)化学反応のプロセス等の運転条件の変更、取り扱う化学物質等の形状の変更等によるリスクの低減措置は、機械設備等の防爆構造化、局所排気装置の設置等の対策よりも優先して実施されるべきである。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)