作業環境測定士試験 過去問解説

騒音性難聴(感音性・内耳・4000Hz)

ランクA 労働衛生一般・4回出題

正しい理解

騒音性難聴は内耳(蝸牛)の障害による感音性難聴で、4000Hz付近から聴力が落ちる。

この罠が狙われた問題

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問13

騒音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)同じ大きさの騒音を発する機械が近接した位置に2台あると、1台のときと比べ、騒音レベルは約3 dB大きくなる。
  2. (2)騒音の作業環境測定で A測定のみを行い、その結果が第Ⅰ管理区分となるのは、80 dB未満の測定値を除く各測定値の算術平均値が 85 dB未満の場合である。
  3. (3)難聴には、外耳や中耳の障害により生じる伝音性難聴と、内耳の障害による感音性難聴があり、騒音性難聴は感音性難聴に分類される。
  4. (4)爆発などのように短時間に発生する激烈な強大音や持続的な強大音によって内耳が一挙に外傷的損傷を受けて発症する急性難聴を急性音響外傷という。
  5. (5)騒音性難聴は、85 dBを超えるような大きな音にばく露され続けたときにあらわれる 4000 Hz付近の音を中心とした聴力の低下で始まるが、通常、騒音へのばく露を停止すると1か月程度で回復する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問13

騒音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)人が聴くことのできる音の周波数は 20 Hzから 20,000 Hz程度までで、会話音域は 500Hzから 2,000 Hz程度までである。
  2. (2)騒音性難聴は、騒音により内耳の前庭や半規管の機能に障害を受けることにより生じる。
  3. (3)騒音性難聴の初期に認められる 4,000 Hz付近の音を中心とする聴力低下の型を c⁵dip という。
  4. (4)等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応している。
  5. (5)騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)