問7
金属等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)コバルト及びその無機化合物は、接触性皮膚炎、気管支ぜんそくなどを生じる。
- (2)ヒ素の慢性中毒による皮膚症状としては、黒皮症、角化症などのほか、皮膚がんを生じることがある。
- (3)ベリリウムは、感作性があるほか、慢性中毒としては肺に肉芽腫を生じる。
- (4)粉状のニッケル化合物は、生殖毒性、皮膚感作性のほか、ヒトに対する発がん性があるとされている。
- (5)カドミウムでは、接触性皮膚炎や鼻中隔穿孔がみられる。
正答 (5)
接触性皮膚炎や鼻中隔穿孔がみられるのは、6価クロム(クロム酸など)です。カドミウムの主な健康障害は、腎臓障害や肺気腫なので、選択肢5は誤りです。
コバルトの接触性皮膚炎・ぜんそく(選択肢1)、ヒ素の黒皮症・角化症・皮膚がん(選択肢2)、ベリリウムの感作性と肺の肉芽腫(選択肢3)、粉状のニッケル化合物の生殖毒性・皮膚感作性・発がん性(選択肢4)は、正しい記述です。
この問題のひっかけパターン:鼻中隔穿孔を起こす金属(クロム・ヒ素)
鼻中隔穿孔を起こすのは、クロム酸(6価クロム)、三酸化ヒ素(亜ヒ酸)、アンチモンなど。カドミウムの影響は、腎障害や肺の障害。
なぜ?
J-08の表の原因物質。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)