作業環境測定士試験 過去問解説

重金属の標的臓器(マンガン=脳、カドミウム=腎臓)

ランクC 労働衛生一般・1回出題

正しい理解

マンガンは、主に脳に影響する(パーキンソン病に似た症状)。腎臓に蓄積して腎障害を起こすのは、カドミウム。

なぜそうなるのか

カドミウムは肝臓でメタロチオネインと結合し、腎臓(皮質)に蓄積する。

このひっかけパターンが出た問題

令和4年度 第1回(2022年8月実施) 労働衛生一般 ランクC

問4

化学物質等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)トルエンジイソシアネートは、アレルギー性気管支ぜんそくや皮膚炎を生じる。
  2. (2)鉛中毒では、ヘム合成過程の阻害による貧血が起こる。
  3. (3)溶接ヒュームは、溶接により生じた蒸気が空気中で凝固した粒子で、人に対する発がんのリスクがあるとされる。
  4. (4)塩化ビニルによる中毒では、レイノー現象、指端骨溶解や肝血管肉腫などがみられる。
  5. (5)マンガンは、主として腎臓皮質に蓄積し、腎障害を起こす。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)