作業環境測定士試験 過去問解説

熱中症・低体温症・凍傷の症状と対応

ランクA 労働衛生一般・4回出題

正しい理解

重い熱中症では発汗が止まり体温が上がる。低体温症にアルコールを与えない。凍瘡(しもやけ)は凍結を伴わない障害。

この罠が狙われた問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 労働衛生一般 ランクA

問11

暑熱又は寒冷の環境及びその人体に対する影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)発汗のうち、高温環境下で体温調節のために行われるものは温熱性発汗と呼ばれ、手のひら、足の裏を除く全身にみられる。
  2. (2)熱に順化した者であっても、熱へのばく露が中断すると、4日程度で順化の顕著な喪失が始まり、3~4週間後には熱への順化は完全に失われる。
  3. (3)WBGT 基準値は、身体作業強度に応じて、安静、低代謝率、中程度代謝率、高代謝率、極高代謝率の5つの区分ごとに、暑熱順化者と暑熱非順化者に対して、それぞれ定められている。
  4. (4)重度の低体温症では、呼吸数が極端に少なくなり、脈拍も非常に弱くなって、一見死亡したかのように見えることがある。
  5. (5)低体温症となった者への対応としては、毛布などでくるんだ上で、暖かい場所で体温の回復を待ちながら、温かいアルコール飲料を摂取させるとよい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和7年度 第2回(2026年2月実施) 労働衛生一般 ランクA

問11

暑熱又は寒冷の環境及びその人体に対する影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度及び気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。
  2. (2)発汗に伴う塩分の欠乏により生じる筋肉痛や筋肉の硬直などの熱中症の症状を熱けいれんと呼ぶことがある。
  3. (3)WBGT 基準値は、身体に対する負荷が小さい作業の方が、負荷が大きい作業より大きい値となる。
  4. (4)寒冷環境下で全身が冷やされると、体温が低下するにつれて、骨格筋の症状としては、震えの発生、震えの消失、筋の硬直という経過をたどる。
  5. (5)凍傷は、皮膚が強い寒冷にさらされて組織が凍結する障害で、このうち、発赤、腫脹等の表皮のみが障害を受けるものを凍瘡という。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)