問15
電磁波に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)電磁波の波長と周波数の積は、電磁波の種類にかかわらず同じ値となる。
- (2)可視光線のうち、黄色の光の波長は緑色の光の波長より長い。
- (3)紫外線は、波長が200 nm程度より長い遠紫外線と、短い近紫外線に分けられ、近紫外線の方が有害性が大きいが、太陽光に含まれる近紫外線は、大気中で吸収され地上には届かない。
- (4)高温の物体から放射される赤外線は、白内障を起こすことがある。
- (5)レーザーは、ほぼ単一波長の位相のそろった人工光で、その波長は、可視光領域に限らず、赤外線領域や紫外線領域、X線領域のものもある。
正答 (3)
紫外線は、波長が長い方(可視光に近い側)が近紫外線、短い方が遠紫外線です。有害性が大きいのは波長の短い遠紫外線側で、太陽光に含まれる波長の短い紫外線(UV-C)は大気中で吸収されて地上には届きません。選択肢3は、近紫外線と遠紫外線の説明が逆になっているので誤りです。
「近」「遠」は、可視光から近いか遠いかを表しています。可視光は紫の側で波長が短くなるので、紫外線のうち可視光に近い側が波長の長い近紫外線になります。
この問題で狙われた罠:紫外線の性質と利用
紫外線は波長の短い側が遠紫外、長い側が近紫外。紫外線の吸収は電子の遷移による。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)