問18
指定作業場以外の作業場における作業環境測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)暑熱の屋内作業場において、気温及び湿度を測定するときは、0.5℃目盛のアスマン通風乾湿計又はこれと同等以上の性能を有する測定機器を用いて行う。
- (2)著しい騒音を発する屋内作業場において、等価騒音レベルを測定する場合、労働者の作業中の行動範囲を考慮の上、おおむね 70 dB以上の区域を単位作業場所とする。
- (3)中央管理方式の空気調和設備を設けている建築物の室で事務所の用に供されるものについて、一酸化炭素及び二酸化炭素の含有率を測定するときは、検知管方式による測定機器又はこれと同等以上の性能を有する測定機器を用いて行う。
- (4)酸素欠乏危険場所で作業を行う場合、硫化水素濃度を測定するための測定点は、当該作業場における空気中の硫化水素の濃度の分布を知るために適当な位置に、5以上とする。
- (5)放射線業務を行う作業場のうち、管理区域に該当する部分における外部放射線による線量当量率の測定において、ベータ線を測定するときは、70µm線量当量率を適切に測定できる測定機器を用いる。
正答 (2)
等価騒音レベルを測定する場合の単位作業場所は、労働者の行動範囲を考慮して、おおむね 80 dB 以上の区域とします。選択肢2は「70 dB 以上」としているので誤りです。
騒音障害防止のためのガイドラインでは、85 dB 以上で第2・第3管理区分となり、対策が必要になります。単位作業場所をそれより少し低い 80 dB 以上の区域で取るのは、対策が必要になりうる範囲を漏れなく測るためです。
- (1)正しい。暑熱の屋内作業場の気温・湿度は、0.5℃目盛のアスマン通風乾湿計などで測る。
- (2)誤り。おおむね 80 dB 以上の区域を単位作業場所とする。
- (3)正しい。事務所の一酸化炭素・二酸化炭素は、検知管方式などで測る。
- (4)正しい。硫化水素の測定点は、濃度の分布を知るのに適当な位置に5以上とする。
- (5)正しい。ベータ線は 70 µm 線量当量率を測れる機器で測る。
この問題で狙われた罠:指定作業場以外の測定(騒音・酸欠・事務所)
(単発の論点が中心)騒音・酸欠・事務所の空気環境など、指定作業場以外の測定方法。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)