作業環境測定士試験 過去問解説

騒音の評価は算術平均のみ(標準偏差は使わない)

ランクA デザイン・サンプリング・5回出題

正しい理解

騒音の管理区分はA測定平均値(80dB未満を除いた算術平均)とB測定値で決め、標準偏差は使わない。

なぜそうなるのか

dBはすでに対数の尺度。有害物質のように評価値(幾何平均と幾何標準偏差から推定)を計算しない。

この罠が狙われた問題

令和2年度 第2回(2021年2月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問5

騒音の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)測定点の高さは床上 120 cm 以上 150 cm 以下の範囲とし、マイクロホンの向きは原則として上向きとする。
  2. (2)A測定の各測定点における騒音レベルの測定結果のなかに 80 dB 未満の測定点があった場合は、その測定点の値を除いて算術平均と標準偏差を求める。
  3. (3)騒音の管理区分の決定には、測定値の算術平均と標準偏差を用いる。
  4. (4)騒音のA測定の単位作業場所における騒音レベルがほぼ均一であることが明らかなときは、測定点は、6 m を超える等間隔で引いた縦の線と横の線との交点とすることができる。
  5. (5)過去の測定結果の記録から、測定値の標準偏差が 3 dB 以下であることが明らかであり、かつ、その測定の実施後、施設又は作業工程等の変更による騒音レベルの分布に変化がないときは、騒音レベルがほぼ均一であるとすることができる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問5

騒音の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)A 測定の測定点は、原則として、単位作業場所の床面上に 6 m 以下の等間隔で引いた縦の線と横の線との交点の床上 120 cm 以上 150 cm 以下の位置とする。
  2. (2)A 測定の平均値の算定には、80 dB (A)未満の測定値は含めない。
  3. (3)A 測定のみを行った場合における管理区分の決定には、A 測定値の算術平均と標準偏差を用いる。
  4. (4)音源に近接する場所において作業が行われる単位作業場所において、当該作業が行われる時間のうち、騒音レベルが最も大きくなると思われる時間に、当該作業が行われる位置において行う測定を B 測定という。
  5. (5)B 測定の値が 90 dB(A)以上のときは、A 測定の値にかかわらず、第Ⅲ管理区分に区分される。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)