問13
液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)液体捕集における捕集率は、捕集器具を2本直列につないで試料空気を吸引し、それぞれの器具に捕集された測定対象物質の量を測定することにより推定される。
- (2)小型ガス吸収管によりキシレンを液体捕集する際、捕集液には精製水を用いる。
- (3)クロム酸ミストの液体捕集には、ミゼットインピンジャーを用いることができる。
- (4)メタノールの直接捕集では、真空捕集瓶を使用することができる。
- (5)直接捕集に用いる捕集袋内面の洗浄に、水や洗剤を用いてはならない。
正答 (2)
キシレンは水にほとんど溶けないので、精製水を捕集液とする液体捕集法では捕集できません。キシレンのような有機溶剤は、活性炭管などを用いる固体捕集法で捕集します。選択肢2は誤りです。
液体捕集法の捕集液は、測定対象物質がよく溶けるか、反応して捕らえられるものを選びます。水に溶けない物質を水で捕らえることはできません。
この問題で狙われた罠:小型ガス吸収管(捕集液と温度)
捕集液の温度は低いほど捕集率が高い。キシレンのように水に溶けない物質に精製水は使わない。
揮発性物質は温度が低いほど液にとどまる。捕集液は対象物質を溶かすものを選ぶ。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)