作業環境測定士試験 過去問解説

捕集器具の圧力損失と流量(面積式流量計・ポンプ調整)

ランクA デザイン・サンプリング・6回出題

正しい理解

捕集器具とポンプの間の面積式流量計は真の流量より大きく指示する。流量は捕集器具を付けた状態で合わせる。付けずに合わせると実流量が減り、算出濃度は低くなる。

なぜそうなるのか

捕集器具の後ろは減圧され空気が膨張する(密度が下がる)ため、浮子が余分に押し上げられる。

この罠が狙われた問題

令和5年度 第2回(2024年2月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問10

流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)絞り式(オリフィス)流量計は、オリフィス板の上流側と下流側との間に生じる圧力差が流量と一定の関係にあることを利用している。
  2. (2)面積式流量計は、テーパー管内の浮子が停止したとき、浮子とテーパー管の間隙の面積とそこを流れている流量とが比例することを利用している。
  3. (3)捕集器具を取り付けない状態で流量校正した面積式流量計を捕集器具と吸引ポンプの間に接続して捕集すると、流量計の指示流量は、実際の流量よりも低くなる。
  4. (4)脈動のため、流量計の指示の読み取りが難しい場合には、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい。
  5. (5)石けん膜流量計は、所定の距離を石けん膜が移動する時間を測定して流量を求める。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問10

流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)面積式流量計を捕集材と吸引ポンプの間に接続した場合、捕集材の圧力損失が大きくなるに従って、流量計の指示値は真の流量より小さくなる。
  2. (2)絞り式(オリフィス)流量計は、ハイボリウムエアサンプラーの校正に用いる。
  3. (3)石けん膜流量計は、所定の区間を石けん膜が移動する時間を測定して、所要時間とその区間の容積から流量を求めるものである。
  4. (4)湿式ガスメーターは、原則として、ポンプより下流側に接続する。
  5. (5)サンプリングに用いる流量計の校正は、捕集装置を取り付けた状態で行う。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)