問19
環境空気中の有害物質の捕集及び分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)繊維ろ紙による粒子の捕集では、ろ過流速が遅いほど、拡散効果による捕集率は増大する。
- (2)ミゼットインピンジャーに粒径3~5mmのガラスビーズを入れると、ガス状物質の捕集率を高めることができる。
- (3)ポーラスポリマービーズは、表面が不活性なため、捕集された物質の化学反応による変質が起こりにくい。
- (4)繊維ろ紙による粒子の捕集では、繊維径が大きいほど捕集率を高めることができる。
- (5)慣性衝突を利用した鉱物性粉じんの捕集装置では、ノズルを通過する気流の速度を高くすると、衝突板上での再飛散率が高くなる。
正答 (4)
繊維ろ紙による粒子の捕集では、繊維径が小さいほど捕集率を高めることができます。細い繊維ほど、粒子が繊維に近づいて付着する機会が増えるからです。「繊維径が大きいほど」とする選択肢4は誤りです。
この問題のひっかけパターン:ろ過材の繊維径と捕集率
繊維ろ紙は、繊維径が小さいほど捕集率が高い。
なぜ?
細い繊維ほど、粒子がぶつかって捕まる機会が増える。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)