問20
有害物質の作業環境評価に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)A 測定の第1評価値と第2評価値は、ともに幾何平均値と幾何標準偏差から求める。
- (2)B 測定値が管理濃度を超えていれば第1管理区分となることはない。
- (3)B 測定値が管理濃度を超えていなくても、A 測定の結果によっては、第3管理区分となることがある。
- (4)C 測定の第1評価値は、幾何平均値より小さな値になることがあるが、第2評価値は、必ず幾何平均値より大きな値となる。
- (5)C 測定及び D 測定が行われた場合、第1管理区分となるのは、C 測定の第1評価値と D 測定値がいずれも管理濃度より小さい場合のみである。
正答 (4)
第1評価値(上側5%の推定値)も第2評価値(算術平均の推定値)も、幾何平均値に幾何標準偏差を使って上乗せする形で求めます。幾何標準偏差は必ず1以上なので、どちらの評価値も幾何平均値より小さくなることはありません。C 測定の第1評価値が幾何平均値より小さくなることがあるとする選択肢4は誤りです。
管理区分の決め方は、A・B 測定と C・D 測定で同じ考え方です。第1評価値と、B 測定値(D 測定値)の両方が管理濃度未満でなければ、第1管理区分にはなりません。
この問題で狙われた罠:C・D測定の評価
C測定の評価値はA測定と同じ考え方(第1評価値は必ず幾何平均以上)。D測定値の扱いはB測定と同じく1.5倍が区切り。
なぜ?
C・D測定はA・B測定を個人サンプラーに置き換えたもので、評価の枠組みは同じ。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)