問14
検知管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)検知管の検知試薬は、測定対象物質以外の物質にも反応するものが用いられることがある。
- (2)検知管吸引ポンプからの漏れを防ぐため、ピストン及びシリンダー内部にグリースを塗布する。
- (3)検知管の定量下限は、変色がわずかでも認められる検知限度のことである。
- (4)アクリロニトリルのほか、一定の特定化学物質については、妨害物質がない場合は、検知管で測定することができる。
- (5)直読式検知管の濃度目盛りは、温度 20 ℃ の場合の変色層の長さとして表示されている。
正答 (3)
検知管の定量下限は、測定範囲の下限(箱や取扱説明書に記載された目盛りの下限)です。変色がわずかに認められる最低濃度である検知限度とは別のものなので、選択肢3は誤りです。
検知限度は「変色が見える最低濃度」、定量下限は「数値として読める最低濃度」です。令和5年度第1回・第2回でも、両者の違いが出題されています。
この問題で狙われた罠:定量下限の意味
検知管の定量下限は測定範囲の下限(最小目盛)であって、変色がわずかに認められる濃度ではない。
なぜ?
「見える」ことと「数値として信頼できる」ことは別。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)