問3
次の図のイからホの区域を単位作業場所とし、●を A 測定の測定点とした。A 測定の測定点の設定方法として、誤っているもののみの組合せは下のうちどれか。ただし、斜線箇所は生産設備であって、労働者の呼吸域とならず、点線の間隔は全て6 m 以下とする。

- (1)イ、ロ
- (2)イ、ハ
- (3)ロ、ニ
- (4)ハ、ホ
- (5)ニ、ホ
正答 (3)
A 測定の測定点は、単位作業場所の床面に、6 m 以下の等間隔で縦の線と横の線を引き、その交点に置きます。この2つの条件に照らして、各図を確認します。
ロは、縦の線は等間隔ですが、横の線の間隔が上と下で違っています。縦方向と横方向で間隔が違うのは構いませんが、それぞれの方向の中では等間隔でなければならないので、誤りです。
ニは、設備(斜線部)に重なった交点を除く代わりに、線の上の別の位置に測定点を移しています。設備などで測定できない交点は除くだけで、近くに移して補うことはしないので、誤りです。
イは、設備に重なる交点を除いているだけなので正しい設定です。ハは、交点が5未満になる狭い単位作業場所で、4つの交点に対角線の交点を加えて5点にしたもので、認められている方法です。ニとホのように、建屋の形に合わせて線が直交していなくても構いません。
よって、誤っているのはロとニの組合せ(3)です。
この問題で狙われた罠:測定点の線の引き方(等間隔系統抽出)
6m以下の等間隔で縦横の線を引き、その交点を全て測定点にする。縦横の間隔は違ってよく、直交しなくてもよい。設備と重なる交点は除き、線は引き直さない。交点から任意に選ばない。
等間隔系統抽出で、測定者の判断を入れずに場を偏りなく代表させるため。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)