問19
X 線管から発生する X 線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)X 線管は、熱電子を発生させる陰極と X 線を発生する陽極を有している。
- (2)発生する X 線の全強度は、陽極元素の原子番号に比例して強くなる。
- (3)KαX 線の波長は、陽極元素の原子番号が大きくなるに従い短くなる。
- (4)特性 X 線は、原子の外殻電子が内殻電子の空孔に遷移したときに発生する。
- (5)特性 X 線の波長は、印加電圧を上げるに従い短くなる。
正答 (5)
特性 X 線の波長は、陽極に使われている元素によって決まり、X 線管にかける電圧を上げても変わりません。選択肢5は誤りです。
電圧を上げると変わるのは、連続 X 線の最短波長と、X 線全体の強度です。特性 X 線は元素ごとに決まった波長なので、X 線回折では一定の波長の光源として使えます。
この問題で狙われた罠:特性X線を使う(連続X線ではない)
単色化した特性X線を使う。特性X線の波長はターゲットの元素で決まり、電圧では変わらない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)