問1
物理量又は物理定数Ⓐとその単位記号Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | 絶対温度 | K |
| (2) | アボガドロ定数 | mol⁻¹ |
| (3) | 圧力 | m kg s⁻² |
| (4) | エネルギー | m²kg s⁻² |
| (5) | 電荷 | s A |
正答 (3)
圧力は「単位面積あたりの力」です。力の単位 N(ニュートン)は kg・m・s⁻² なので、それを面積 m² で割ると、
Pa = N/m² = kg・m・s⁻² ÷ m² = m⁻¹ kg s⁻²
となります。選択肢3の m kg s⁻² は力(N)の単位で、圧力ではないので誤りです。
組立単位は、暗記するより「定義の式」から組み立てる方が確実です。力 = 質量 × 加速度、圧力 = 力 ÷ 面積、エネルギー = 力 × 距離、電荷 = 電流 × 時間、という関係を押さえておけば、この種の問題はすべて導けます。
- (1)正しい。絶対温度はSI基本単位の K(ケルビン)。
- (2)正しい。アボガドロ定数は 1 mol あたりの粒子の数なので mol⁻¹。
- (3)誤り。m kg s⁻² は力(N)の単位。圧力は m⁻¹ kg s⁻²。
- (4)正しい。エネルギー(J)= 力 × 距離 = m² kg s⁻²。
- (5)正しい。電荷(C)= 電流 × 時間 = s A。
この問題で狙われた罠:SI単位の組立(圧力・エネルギー・気体定数など)
圧力Pa=N/m²=kg·m⁻¹·s⁻²、エネルギーJ=N·m=kg·m²·s⁻²、気体定数J·K⁻¹·mol⁻¹。
なぜ?
定義式(圧力=力÷面積、仕事=力×距離)から組み立てれば、暗記せずに導ける。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)