問13
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)透過率(透過光の強さ / 入射光の強さ)の逆数の対数が吸光度である。
- (2)透過率は、光路の長さに反比例する。
- (3)吸光度は、測定対象物質の濃度に比例する。
- (4)測定対象物質の濃度の異なる溶液の吸光度を測定して、検量線を作成する。
- (5)定量分析は、検量線の直線範囲内で行う。
正答 (2)
吸光度は光路の長さに比例しますが、透過率は光路の長さに反比例するわけではありません。吸光度 A = −log T なので、光路長が2倍になると吸光度は2倍、透過率は2乗(たとえば 0.5 が 0.25)になります。選択肢2は誤りです。
「比例するのは吸光度、透過率は指数的に減る」と覚えておけば、光路長や濃度を変えたときの問題にも対応できます。
この問題で狙われた罠:透過率と光路長の関係
光路長に比例するのは吸光度。透過率は比例も反比例もしない(指数的に減る)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)