問9
試薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)水酸化ナトリウムは、空気中の二酸化炭素を吸収するため、酸の濃度を決定するための一次標準とすることができない。
- (2)王水は、濃硝酸と濃塩酸を体積比で1:3で混合したものである。
- (3)王水は、使用時に調製する。
- (4)市販の濃硫酸の濃度は、約 36 mol・L⁻¹ である。
- (5)市販の濃硫酸の密度は、約 1.84 g・cm⁻³ である。
正答 (4)
市販の濃硫酸(約 96 %)の濃度は、約 18 mol/L です。密度 1.84 g/cm³ と純度から、1 L 中の硫酸は 1,840 × 0.96 ≒ 1,770 g、これを分子量 98 で割ると約 18 mol になります。約 36 mol/L とする選択肢4は誤りです。
36 という数字は、濃塩酸の濃度(約 36 %)と取り違えやすい値です。
現在、管理者にて確認中市販の濃硫酸の濃度を約 18 mol/L とし、密度と純度から計算しています。純度(96%)の値を確認中です。
この問題で狙われた罠:試薬の性質(溶解性・市販濃度)
塩化銀のように水に溶けにくい金属塩化物もある。市販の濃硫酸は約18mol/L。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)