問9
化学物質Ⓐとその使用例Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | フェノールフタレイン | pH 指示薬 |
| (2) | メチルイソブチルケトン | キレート滴定 |
| (3) | 活性炭 | 有機溶剤の捕集 |
| (4) | 二硫化炭素 | 有機溶剤の脱着 |
| (5) | 重水素化トルエン-d₈ | GC / MS 分析の内標準 |
正答 (2)
メチルイソブチルケトン(MIBK)は、水と混ざりにくい有機溶媒で、原子吸光分析などの前処理で、金属をキレート化合物にして水溶液から抽出する溶媒抽出に使われます。キレート滴定(EDTA などを使う滴定)に使う試薬ではないので、選択肢2は誤りです。
「キレート」という言葉が共通しているので混同しやすいところです。キレート滴定は EDTA で金属イオンを滴定する容量分析、MIBK はキレート化合物を抽出する溶媒、と役割を分けて覚えておきましょう。
この問題で狙われた罠:化学物質と使用例の組合せ
水酸化カルシウムは乾燥剤ではない。ヒドロキシルアミンは還元剤。メチレンブルーはpH指示薬ではない。
なぜ?
その物質の「性質」から使い道を考える。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)