問17
ガスクロマトグラフ分析法に用いられる検出器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)熱伝導度検出器(TCD)では、成分気体とキャリヤーガスとの熱伝導率の差を利用する。
- (2)水素炎イオン化検出器(FID)では、水素炎中で試料がイオン化される。
- (3)電子捕獲検出器(ECD)では、β線照射で生じた二次電子が測定対象化合物に捕獲されることを利用する。
- (4)光イオン化検出器(PID)では、グロー放電で放射される赤外線で試料がイオン化される。
- (5)炎光光度検出器(FPD)では、水素過剰の還元炎中での硫黄又はリンに特有な発光を利用する。
正答 (4)
光イオン化検出器(PID)は、放電ランプから出る紫外線で試料をイオン化して検出します。赤外線とする選択肢4は誤りです。
赤外線はエネルギーが小さく、分子をイオン化することはできません。イオン化には、エネルギーの大きい紫外線が必要です。
この問題で狙われた罠:検出器の原理(FPDの炎・PIDの光)
FPDは水素過剰の炎、PIDは紫外線で試料をイオン化する。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)